福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信第17号

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2019/11/11 福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信第17号

こんにちは。

福祉マネジメントラボの大坪信喜です。

 

今月も皆様とのご縁に感謝してメルマガをお送り致します。

 

「福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信」第17号

 

■福祉介護事業の経営者・施設長のための経営セミナー

詳細は以下をクリックしてご覧ください。

セミナー案内

日時:2019年12月16日(月)13:30~16:30

会場:東京国際フォーラム(有楽町駅徒歩1分・東京駅丸の内改札徒歩5分)

 

先日、私の地元の横須賀出身のオペラ歌手の歌を聴いてきました。

 

ヨーロッパでも活躍しているということで、素晴らしいバリトンでした。

 

何曲か演奏が終わった後、司会者がそのオペラ歌手に

 

「良い声を出す秘訣は何ですか。」と質問する場面がありました。

 

それに対して「色々細かいテクニックはありますが、何が一番かと問わたら

 

思いやりでしょうか。どんな声を聴衆の皆さんは聞きたいと思っているだろうか

 

、その思いやりをもって演奏することを一番大事にしています。」という答えが

 

返ってきました。

 

オペラ歌唱でも「スキルよりマインド」。

 

仕事で一番大事だと思っていることが、ここでも証明された気がして嬉しい瞬間でし

 

た。

 

さて、今回のテーマは「時間と生産性」です。

 

「この地上に同じ人間は一人もいないが、

 

たった一つだけ同じ条件の中で人は生きている。

 

それは一日24時間を平等に与えられていること。

 

それをどう活かすかが、その人の人生である。」

 

土光 敏夫(実業家・元東芝社長・元日本経団連会長)の言葉です。

 

土光さんは、昭和40年、経営難に陥っていた東芝を見事再建されました。

 

その後、時の政府に請われて第2次臨時行政調査会長に就任され、

 

「増税なき財政再建」を旗印に、国鉄、電電公社、専売公社3公社

 

の民営化を打ち出したことで全国的に有名になった財界人です。

 

昭和を代表する経営者として、50歳以上の方は良くご存じか思います。

 

 

さて、経営資源について「ヒト・モノ・カネ」の3つはよく出てきますが、

 

4番目の経営資源となると諸説あるようです。

 

「サービス」という方もいます。

 

「ノウハウ」を挙げる方もいます。

 

「情報(シラセ)」という方も多いのではないでしょうか。

 

 

しかし、私は4番目の経営資源は「時間(トキ)」ではないかと思っています。

 

土光さんが言われるように個人であれ、法人企業であれ、与えられている時間は、

 

1日24時間と有限です。

 

その同じ条件の中で人も企業も存在しています。

 

その時間をどう使うかで人生や経営も変わってくるのではないでしょうか。

 

介護保険事業の職員配置基準は全国一律です。

 

同じ定員規模であれば、北海道から沖縄まで同じ職員配置基準が適用されます。

 

また、働く職員の法定労働時間も1週40時間と全国一律で決まっています。

 

そう考えますと、同じ定員規模の特養やデイサービスでは、

 

労働投下時間(職員配置数×法定労働時間数)も同じです。

 

にもかかわらず、利益率や離職率等の経営状況はまちまちです。

 

全国の特養やデイサービスは、その3割が赤字です。

 

一方で、15%以上も黒字を出している特養やデイサービスが2割を超えています。

 

また、離職率が10%未満という介護事業所が4割ある一方で、離職率が30%以上

 

という介護事業所が3割もあります。

 

この違いはどうして生まれるのか。

 

経営者や職員が使うその時間の使い方に多くの要因があるのではないか。

 

私はそのように考えています。

 

特養等の介護事業所では、会議や委員会に実に多くの時間を費やしています。

 

2時間の会議や委員会の開催で、10人集めれば20時間が消費されます。

 

同じような会議や委員会を開催するのに20人集めたりする所もあります。

 

すると40時間が消費されます。

 

20時間と40時間で同じ成果なら20時間で目的を達成した方が、生産性が高い

 

ということになります。

 

その20時間の違いが、必ず残業時間となって収支に跳ね返ってきます。

 

同じような目的の会議や委員会なら、20人ではなく10人で目的を達成

 

することを考えなければなりません。

 

そもそも、全員に伝えるという目的だけで多くの人を集めると生産性は

 

上がりません。

 

10人の会議や委員会で話し合った内容を20人に伝わるようにするのが、

 

組織力です。

 

そのような組織にするためには、集められた10人の組織人マインドの有無が

 

重要になります。

 

いつも言っていますが、専門職マインドだけでは生産性は上がりません。

 

また、報告ばかりで何も決まらない会議を見かけます。

 

1回の会議で、必ず何かが決まる会議と報告ばかりに終始している会議では、

 

どちらが生産性が高いか自明でしょう。

 

経営も人生も、時間とアウトプットの関係が大事になります。

 

そもそも、時間とアウトプットが比例しないのが経営や人生ではないでしょうか。

 

一方で、時間とアウトプットがある程度比例するのが作業。

 

私はそのように考えています。

 

作業は、手順通りにやれば、ある程度時間通りに終わりますが、

 

経営や人生はそうはいきません。

 

何も見えない中で、何が成果か、そのアウトプットイメージを考えながら、

 

一つ一つ創り上げていくのが経営や人生ではないでしょうか。

 

ですから、ただ時間を消費するだけでは、何も実らないこともある訳です。

 

経営とは「白紙に絵を描くようなもの。総合芸術だ。」と

 

松下幸之助師は仰っています。

 

白紙の状態からアウトプットイメージを考えながら、

 

一つ一つ創り上げていくのが経営。

 

一方、作業とは、ルーチンワークで決められたことを手順通りに繰り返すこと。

 

創意工夫は必要ですが、新しいものを創り出す創造性は必要ありません。

 

会議を作業と同じ延長線上に考えて、手順通りに同じことを繰り返すだけでは、

 

新しい何かは生まれないのではないでしょうか。

 

会議や委員会で人を集めたら、必ず何か新しいことを一つだけでも決めて、

 

一歩前に進む。

 

これが、経営で生産性を上げる重要なポイントではないかと思います。

 

以上、何かのご参考になれば誠に幸いです。

 

お忙しい中、最後までお読み下さり、有難うございました。

 

次の第18号は12月10日頃に配信致します。

 

 

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