オンライン研修の実践を通して感じたこと

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オンライン研修の実践を通して感じたこと

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2025/01/11 オンライン研修の実践を通して感じたこと

コロナ禍を経験して、社会にも随分とオンラインが浸透してき

 

ているようです。通院などの受診の際も、オンライン予約シ

 

テムがある病院だと、事前にオンラインで予約をしておけば、

 

待合室で待つこともなくなりました。また、オンライン受診

 

も経験したことがありますが、病気の程度にもよるとは思い

 

すが、私の肌感覚としては、オンライン受診でも不便は

 

ませんでした。また、薬の処方箋もスマホか調剤局に

 

転送しておけば、薬が出来上がった時点で通知が来ますので

 

それから薬局へ行けば、薬局の待合室で待つもあませ

 

ん。このようのオンラインが浸透してきた分もあますが、

 

ビジネスの世界で、私が係わる研修や会議どは少しずつ

 

オンラインから対面に戻って来ているようです

 

 

思えばコロナ禍で社会が自粛一辺倒になった時、当時、対面で

 

の職員研修や講演が激減してしまったために、やむにやまれず

 

に企画して始たオンラインによる管理職養成研修ですが、

 

お陰様で、今年2月の開催で4年連続の開催になります。

 

毎回、複数の法人の職員さんが受講して下さいますので、

 

施設に直接訪問して、法人の職員さん達に研修を行う時

 

とは、また別の化学反応きて、オンラインならではのメ

 

リットも感じています。

 

実際、受講された方からの感想にも「他法人の同じ立場の人が

 

集まって同じ悩みを共有することができるのでとても良い機会」

 

「研修を他法人と一緒になってグループでやる事がとても刺激に

 

なっています。」、「他法人の方とのワークも学びとなり良い

 

会となりました。」

 

などの声が寄せられています。

 

同じ業界にいながら、別組織で働いている人たちと、4日間、

 

計25時間もの時間、同じ内容の研修を聞き、それを踏まえて

 

グループワークを行い、お互いの発表を聴くことで、違う価値

 

観や視点を感じることができる貴重な機会になっているようで

 

企画した立場としても、とても嬉しく感じています。

 

とは言いながら、オンライン研修の限界も色々とあります。

 

対面と比べて一番の問題は、やはり講師の熱量、体温を感じ

 

られないことではないでしょうか。目の前に講師がいないと

 

どうしても下を向いて資料を見ている時間が多くなります。

 

対面でもじっと下を向いて資料を見ている人は、ある一定

 

程度いますが、オンラインの場合、それが顕著に表れる

 

ような気がしています。スキルよりもマインドを伝えたい

 

私としては、一番気になるところでもあります。

 

そこをできるだけ払しょくするために、資料は画面共有し

 

ながら、私の顔をできるだけアップに映して、受講者の皆様

 

には、画面を見て頂くようにお願いしています。それから、

 

対面の時と比べると、できるだけ時間を取って、お一人お一人

 

の名前をお呼びして意見や感想を聞くように心がけています。

 

その反応でこちらが伝たいことが伝わっているかどうかは

 

大体分かるようになってきました。

 

心構えとしては、受講者の皆さんがリアルに目の前にいるような

 

気持ちで話をするように意識しています。

 

最近は、受講されるみなさんも、他でも多くのオンライン研修を

 

受講されているようで、以前と比べると随分、オンライン研修に

 

慣れてきているというふうにも感じられます。

 

実際、受講後のアンケートなどを見てもオンラインによる制約を

 

感じているような意見は極僅かです。ただ、突発的に回線が切れて、

 

画面が固まってしまったり、マイクの設定の不備で発言しているの

 

こちらに聞こえないなどという事態がたまにおきます。このよう

 

なことは対面では、気にしなくてもよいことですが、オンラインの

 

場合、こうしたことが起きますと今までの流れが切れてしまって

 

研修の満足度を左右する結果になりますので、十分な気遣いが必要

 

だと思っています。

 

 

そもそも、この管理職養成研修の目的は、もちろん、専門職を管理職

 

に変える事が第一義ですが、もう一つ、同じ法人の受講者の価値基準

 

を合せて、一体感が生まれるようにしたいという目的もあります。

 

そのために一法人4名以上の受講者に申し込んでもらい、かつ、同一

 

空間に集まって受講して頂くようにお願いしています。

 

ZOOMの機能にはグループワーク機能としてブレイクアウトルーム

 

いうものがありますが、あれは、一人一人が別々の場所で受講してい

 

る人たちをバーチャルにグループ分けして、グループワークができる

 

ようにする機能ですので、一体感の醸成を目的とした本研修では、

 

ブレイクアウトルームは、あえて使わないようにしています。

 

施設内のどこかでコロナなどが発生すると難しくなりますが、同じ法人

 

の受講者が同一空間に集まって、同じ内容の研修を聴く、そして顔を

 

突き合わせてブレーンストーミングに取組んで、グループの代表者が

 

発表する。このやり方で対面研修と遜色のない効果が出ることも分か

 

ってきました。受講者の皆様も発表される際、他法人の受講者にも理解

 

できるよう、色々な工夫を施して発表して下さいます。

 

また、個人演習などの時、ちょっとした疑問や分からないことがあれば

 

、隣の受講者に確認するなどができますので、こうした小さなことでも

 

一体感の醸成につながるものと考えて、こうした仕組みを採り入れて

 

ます。

 

3年連続でオンラインによる管理職養成研修を続けてみて、対面かオン

 

ラインかの二者択一ではない道があることを知れたことは、貴重な経験

 

と感じています。

 

今回は、オンライン研修を継続開催してみて感じたことを書いてみま

 

した。なお、本研修にご興味がある方は以下をご覧下さい。

 

https://fukushi-mng.jp/group/

 

以上、皆様のご参考になれば幸いです。

 

1.内容は、興味がもてますか?
2.疑問点、ご意見はありますか?
3.その他、感想、希望テーマ等

 

差し支えない範囲で、日々お考えになっていることをご意見

くださると、テーマ選定や内容を考える上での参考になりま

すので、お気軽にご返信頂けますと幸いです。

※反対意見、賛成意見、ご感想やご意見は、当方の励みになり

ますので、是非宜しくお願い申し上げます。

 

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