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研修受講が行動変容につながるためには(第92号)

例のコロナ禍により対面が制限されたことで、2022年から始

めたオンインによる管理職養成研修ですが、お陰様で全国か

らご参加いただき、過去4年間で40名弱の方々が受講されてい

ます。私がこの研修でこだわっていることは、単に知識を増や

すのではなく、何か一つでも実践して頂くということです。

ですから受講さ皆様には「話を聞いて腹に落ちることがあ

ったら何か一つでもいいから必ず実践してみて下さい」とお願

いしています。一般的に人間は、理解し、納得し、共感して

めて実践すると言われていますので、理解しただけ、単に頭で

記憶したでは何かが変ることはないと思います。今の暗記

教育、偏差値教育の欠点がここにあると考えていますが、

それはともかくとして、研修講師としては、最低でも納得して

頂くような話をしなくてはいけないと思っています。ですから

現場でよくきている事例などを交えて話をするように心がけ

ています。そして、納得したその後に共感が来るけですが、

そこには講師の価値観が大きく左右するのではないかと考え

います。講の価値観と受講者の価値観が合ったときに初め

共感が生るのではないか。逆に言うと師の価値観と受講

者の価値観合わない限りいくら納得して共感は生まれない

とも言えます。また、同じ話を聞いても意識がそこになけ

れば理解するだけに留まってしまい、当然、実践にはつながり

ません。同じ話を聞いても実践、行動変容人としない人の

差はこの辺りにあるように感じています。ですから、講師とし

て目指すべきことは、できるだけ多くの方に共感るような

話ができるよう価値観と力量を磨き続けことだと思います。

さて、このように講師と受講者がツーウエイで研修を作り上げ

て行くわけですが、直近の受講者で実践して成果が出た事例

ご紹介したいと思います。

この研修では、毎回あるテーマでグループワークを行なっても

らい、そこで出てきた改善策を施設に戻って1ヶ月間実践して

頂くようにしています。今回の事例では、現場の動きが施設事

業所の収支に直結することを理解した上で、各自が改善策を考

え、施設に戻って1ヶ月間実践した結果を発表してもいまし

た。障害者支援施設の介護職リーダーを務めているる方は、

むつ交換で使う尿取りパットの使用基準がなく、人の主観

その使う量も種類もまちまちであり、その結果、出が全く

ントロールされていないことに問題意識を持たれいました。

そこで1日間と1ヶ月間、どれだけの種類と量の尿取りパット

を使っているのか、まずはその現状を把握した上部下スタ

フに1枚当りの金額を明示し、適正な使用を呼びかけました。

るとスタッフは、利用者毎の排泄周期を意識するようになり、

1日に4回も5回も交換するということがなくなったといいます。

さらには、日頃のコミュニケーションを取るのが難しいと感じて

いた外国人からも積極的な提案が出てきたと言います。具体的に

は、この外国人の技能実習生は、日本人の職員に教わった通りに

日中も夜間もパットを使用していていましたが、日中はトイレ

導ができているので、昼間のパット使用は必要ないのではない

という提案をしてくれたそうです。世界の共通語は英語ではなく、

数字だという話がありますが、数字をコミュニケーシンの手段

として使ったことで、今まで関わりが難しかった外国人とも一体

感が生まれたことは大きな副産物となったようです。

このようにリーダーである自分が旗振り役を担うことで現場が

変わり、経営も良くなっていくという手応えを感じてくれた訳

で、管理職として大きな一歩を歩み出されたように感じました。

きっと彼は、今回の経験を活かして、マネジメントできていな

い他の分野にも応用してくれるようになるでしょう。研修は、

ただ開催すれば成果が出るわけではなく、講師と受講者の価値

観が一体となった時、初めて何かが変っていくのではないでし

ょうか。

以上、今回は「研修受講が行動変容につながるためには」という

テーマで書いてみました。皆様のご参考になれば幸いです

次の第93号は、3月中旬に配信致します。

1.内容は、興味がもてますか?
2.疑問点、ご意見はありますか?
3.その他、感想、希望テーマ等

差し支えない範囲で、日々お考えになっていることをご意見

くださると、テーマ選定や内容を考える上での参考になりま

すので、お気軽にご返信頂けますと幸いです。

※反対意見、賛成意見、ご感想やご意見は、当方の励みになり

ますので、是非宜しくお願い申し上げます。

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