コンサルは何ができるのか

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コンサルは何ができるのか

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2018/07/09 コンサルは何ができるのか

皆さんコンサルに依頼したいとお考えになるのはどのような時でしょうか。

 

利益を増やしたい、組織を見直したい、利用者を増やしたい、

 

人事制度や賃金制度を見直したい等々。

 

しかしコンサルを導入したらどのような成果があるのかという疑問

 

というか不安をお持ちの方も多いと思います。

 

ずばりコンサルを入れたら自分達は何もしなくても問題が解決するとお考えでしょうか。

 

残念ながら答えはノーです。

 

経営コンサルは経営者に解決策を提案したり、成功事例をお示ししたりする事は

 

できますが、それを実施するのはあくまでも経営者であり、現場で働く職員の皆様です。

 

経営コンサルと経営層が二人三脚で問題解決に取り組まなければ成果は出ません。

 

ここがコンサルを導入する際の重要なポイントだと思います。

 

コンサル契約と業務委託契約の違いについて考えてみますと

 

例えば、給食の外部委託の場合、委託料を払っていれば経営者や職員は、

 

基本何もしなくても給食は自動的に提供されます。

 

また、会計事務所に試算表作成の記帳代行を依頼する契約をした場合も同じく、

 

簡単な事務手続きだけを行って、後は何もしなくても試算表は定期的に提供されます。

 

給食提供や試算表作成というルーチン業務(手続きが決まっている仕事)と

 

コンサルティングは、似ているようで全くの別物です。

 

コンサルが関わる範疇は、創造的に組織を変えていく、

 

経営に新しい機能を追加していくような、通常ルーチンではない業務です。

 

また、コンサルはせいぜい月1~2回しか訪問しません。

 

また、人事権といった裁量権も持っていません。

 

これはどこまで行っても経営者の権限です。

 

そのような業務の性質ですので、コンサル契約して報酬を払っても

 

経営者や職員が何も動かなければ問題は解決されません。

 

確かに経営分析やマーケティング調査等、コンサルだけで完結できる

 

ツールはありますが、その後の改善や利用者確保のための営業活動

 

といったことは経営者や職員が動いてくれなければどうにもなりません。

 

ここの認識が違うとコンサルを入れても何もならなかったということになってしまいます。

 

これがコンサルティングの本質であり、限界でもあるわけです。

 

しかしながら、コンサルもお金を頂いて動くわけですから、

 

お客様のために何とかしたいという強い気持ちを持っていなければ失格です。

 

その何とかしたいと思う気持ちをお互いが共有して、協力して取り組むこと。

 

「あなたがそこまで言うなら一度やって見るか」

 

と経営者が決断し、実行できるか。

 

これしかコンサルを入れて成果を出す方法はないと思います。

 

話し合うスーツ姿の男性

 

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