言葉の持つ力

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2022/11/11 言葉の持つ力

人を導く立場の経営者、リーダーは自分の言葉で語る必要があるのでは

 

ないか、常々そのように感じています。

 

最近の政治家のように誰かが書いた作文を棒読みするだけでは、人々に

 

影響力を与えることはできないのではないでしょうか。

 

 

それはともかく、人々に影響力を与える、責任が重い立場の経営者や

 

リーダーは、自分を貫く言葉をどれだけ持っているかが重要なような

 

がします。

 

よく言われる「座右の銘」もその一つかもしれません。

 

 

私の例で恐縮ですが、私が大事にしている言葉をいくつか挙げてみたい

 

思います。

 

「雨だれが石を穿(うが)つのは、激しく落ちるからではなく、何度も

 

落ちるからだ。」(ルクレティウス<哲学者>)

 

日頃、よく聞く言葉としては「継続は力なり」、あるいは、

 

「馬鹿の一徹、岩をも通す。」も同じ意味ではないでしょうか。

 

 

一回やっただけで止めてしまったら意味がない、一回だけですぐに成果

 

が出るはずもない、何度も何度も繰り返し行う必要があるのだと、この

 

言葉を思い出して、自分を鼓舞しています。

 

 

私は、クライアントの法人で研修を行う時でも「一回やっただけならすぐ

 

元に戻ってしまいます。繰返し繰返し同じ内容の研修を行って、それが文化

 

になるまで続けなければ、やらない方がマシですよ。」と生意気なことを

 

言ったりしますが、それはこのような言葉を信じているからであり、

 

そこが重要だと考えてお伝えさせて頂いています。

 

 

他にも自分を鼓舞する言葉には、

 

「いつの場合でもたんたんとやる。信念を持っていつも希望を失わない

 

でやることだ。」(松下幸之助)

 

幸之助さんの言葉には、どのような場面でも通用するような教えが一つや

 

二つ必ずあります。経営者というより思想家と呼ばれる所以でしょう。

 

 

「誇りと使命感を持つことが大事です。あと周りの期待と信頼に応える

 

べく努力することも必要です。重くても重くない、寒くても寒くない、

 

辛くても辛くない、こういった熱くて強い気持ちを持つことがやはり

 

大事だと思います。」(山田智敏<山岳警備隊>)

 

仕事はどんな仕事も大変です。自分の仕事に誇りと使命感を持つことで

 

辛さや困難を克服することができるのではないか。

 

 

「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろ

 

う。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーション

 

をもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが

 

才能だと思っている」(羽生善治)

 

一流のプロの言葉には説得力があります。

 

 

「プロフェッショナルとは、媚びないこと、群れないこと、属さないこと、

 

それと、やめないこと、あきらめないこと、これができる方ではないだろう

 

か。」(竹内宏)

 

確かに一流のプロと呼ばれる人たちには、このような特性があるのでは

 

ないでしょうか。

 

 

「一見、小さなことに全力で取り組むことを忘れるな。小さなことを一つ

 

やり遂げるたびに人間は成長する。小さなことをきちんとこなしていけば、

 

大きいことは後からついてくる」(デール・カーネギー)

 

神は細部に宿るといいます。小さなことを疎かにする人に大きな仕事は

 

できない

 

 

 

リーダーや経営者の皆様は、決断を迫られることも多いと思います。

 

私が決断をする時に読み返す言葉は、

 

「高い塔を建ててみなければ新しい水平線は見えない。いまのレベルに安住

 

して、足元を固めることばかりに一所懸命になっていたら、絶対にその先

 

にある地平線は見えません」(川口淳一郎「はやぶさ」プロジェクトマネー

ジャ)

 

この仕事で、誰も行ったことがない場所まで行って水平線を見てみたい。

 

そんな夢を掲げて、独立開業しました。

 

 

「死なんと戦えば生き、生きんと戦えば必ず死するものなり」(上杉謙信)

 

「人生には損得を超越した一面、自分がこれと決めたものには命を賭けて

 

でも、それに邁進するという一面があってもよいのではないだろうか。」(松下幸之助)

 

時には背水の陣を敷くことが必要な時もあります。

 

 

「客の欲しがっているものではなく、客のためになるものを作れ」

(SONY(ソニー)開発18か条その1)

 

 

言葉の持つ力は非常に大きいと思います。仕事や人生で岐路に立った時、

 

自分を貫くどのような言葉を持っているかで、その後の展開が大きく

 

変わってくるのではないか、私はそのような気がしています。

 

 

今回は、「言葉の持つ力」について書いてみました。

 

以上、皆様の何かのご参考になれば、誠に幸いです。

 

 

お忙しい中、最後までお読み下さり、有難うございました。

次の第54号は、12月10日頃に配信致します。

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