福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信第18号

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福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信第18号

メールマガジン

2019/12/12 福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信第18号

 

こんにちは。

 

福祉マネジメントラボの大坪信喜です。

 

 

今月も皆様とのご縁に感謝してメルマガをお送り致します。

 

今年最後のメルマガです。

 

今年は元号が変わるという大きな節目の年でした。

 

私にとっても創業5年目となり、ある意味節目の年でもありました。

 

 

ご縁のある皆様に何かお伝えできることはないかと考えて始めたメルマガですが、

 

毎月1回という少ない配信ながら、今回で18回を数えることができました。

 

 

当初50名の方々に配信していましたが、お陰様で今では130名の方にお読み

 

頂いています。

 

 

まだまだ少ない読者数ですが、「継続は力なり」、

 

イチローさんが仰っている「小さなことを重ねることがとんでもない所へ行く唯一の道」

 

の言葉を胸に刻んで、「小さなことの一つ」として続けていきたいと考えています。

 

 

 

「福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信」第18

 

 

 

■福祉介護事業の経営者・施設長のための経営セミナー

 

詳細は以下をクリックしてご覧ください。

 

https://fukushi-mng.jp/seminar/  定員まで残り1

 

日時:20191216日(月)13301630

 

会場:東京国際フォーラム(有楽町駅徒歩1分・東京駅丸の内改札徒歩5分)

 

 

 

さて、今回のテーマは「法人内研修の必要性とそのあり方」です。

 

 

鳥取県にある職員数1000名を数える大規模な社会福祉法人では、今年から

 

 

法人を支える人材育成という観点で階層別研修の体系化に着手しました。

 

 

その法人のH理事長は、人材育成に非常に力を注いでおられる経営者で、

 

 

私にも過去、何度か人事考課の研修を依頼して下さっています。

 

 

今年に入って、キャリアパスの等級に応じた階層別の教育プログラムを構築したい

 

 

ということでH理事長から階層別のカリキュラムの開発と講師の依頼を頂きました。

 

 

H理事長は私のメルマガの読者でもありますので、間違っても私に「利用者サービス」

 

 

の話をしてくれなどとは仰いません。

 

 

 

春に頂いたメールでは

 

1、中堅職員研修(35年)「反発させない指導のスキル」・・・新人12年の職員

 

に対する指導について

 

 

2、中堅職員研修(6年以上役職者未満の者)「リーダーシップの基礎理解」・・・

 

チームリーダーを務める際の基本的姿勢など

 

 

3、指導的職員研修(副主任、主任)「役職者となった職員のリーダー会など会議運営力強化」

 

 

4、管理職研修(副主幹以上施設長まで)「施設マネジメントとは」

 

 

というように明確な目的が記してありました。

 

 

 

言うなれば「組織の中で職種を越えて、職員同士をつなぐ」研修をしてくれとのご要望です。

 

 

それが結果的に、利用者のサービス向上につながるとの確信があるからです。

 

 

 

 

現在、業界団体が企画する研修は、専門職研修に偏っており、

 

 

職種の育成には何らかの効果はあるものの、自法人を支える真の意味での

 

 

人材育成には効果はないと考えています。

 

 

 

介護リーダー研修やユニットリーダー研修という「リーダー」という文字が入っていても、

 

 

結局のところ、介護職としてのリーダー論であり、法人組織の中でのリーダー論では

 

 

ありません。

 

 

 

こうした専門職研修ばかりを受講させていると、利用者利用者で、

 

介護職としてのスキルは上がるかもしれませんが、

 

法人に対する帰属意識は醸成されません。

 

多くの場合、介護職が他施設へ転職するための動機付けにしか

 

なっていないように感じます。

 

 

 

「利用者利用者」ばかりでは、利用者はどこにでもいますから、

 

何もこの施設でなくてはならないという必然性が生まれないのです。

 

 

業界内で流動する離職率の高さは、これが要因の一つではないかと考えています。

 

 

法人内で開催する研修では、法人に対する帰属意識を植え付け、

 

 

一体感のある職場形成に向かわせる教育こそが重要であり、

 

 

その土台があって初めて専門職研修が生きてくるのだと思います。

 

 

そこが抜け落ちた中で、いくら専門職研修をしても法人を支えてくれる

 

 

人材(人財)を育成することはできません。

 

 

 

業界団体が主催する研修にだけ行かせて、法人内の研修を疎かにすると

 

 

何ら一体感のない組織ができあがっていきます。

 

 

まずは、法人主催の研修を毎年愚直に繰り返すこと。

 

 

法人主催で開催する研修は、法人組織をいかに発展させていくかに主眼を置いた

 

 

ビジネスマインド・ビジネススキルの醸成に注力しなければなりません。

 

 

「この会社が好きだから、今の仕事(介護)をしている。」という職員の育成こそ

 

 

が大事です。

 

 

 

件の法人では、この10月から4日間掛けて階層別研修を実施しました。

 

 

初日は、35名の中堅職員を集めて「中堅職員としての心構えとスキル」という

 

 

テーマで実施しました。

 

 

2日目は、58名の中堅リーダー職員を集めて「リーダーとしての基礎的理解」という

 

 

テーマで実施しました。

 

 

 

「利用者の話がひと言もなかったことに驚いた。でもこのような土台となる話が大事

 

だということが良く分かった。」というような意見が多く聞かれました。

 

 

「目の前の利用者と私だけの関係性」で仕事を捉えるのではなく、

 

 

「所属している法人とそこで働く自分との関係性」、さらには

 

 

「自分が働いている法人の先にある社会・国家との関係性」までを考えられる

 

 

人財の養成こそが法人内研修のミッションです。

 

 

理想論と仰る向きもあるかもしれませんが、この国の優良企業は、

 

 

これを愚直に行なっています。

 

 

3日目は、83名の主任・副主任を集めて「会議運営力の強化」というテーマで実施

 

 

しました。

 

 

私は、この「主任・副主任研修」が一番充実し、盛り上がったように感じました。

 

 

日頃現場で、職員同士をつなぐことに苦労している主任・副主任だからこそ、

 

 

組織マネジメントの重要性が身に染みたのだと思います。

 

 

最終日の4日目は、34名の施設長等の経営層を集めた研修でした。

 

 

稼働率・離職率・利益率に責任を持ってもらわなければならない立場の階層

 

 

ですので、そのあたりに着眼した研修です。

 

 

 

4日間コースで実施した階層別研修ですが、ほぼ基本の形はできたのではないか

 

 

と思います。

 

 

後はこれを毎年継続できるかに掛かってきます。

 

 

職員の入れ替わりもあります。中途採用も多い実態があります。

 

 

ですから1回やっただけではすぐに元に戻ります。

 

 

 

過去、別の法人で2年間掛けてこのような階層別研修をほぼ職員全員に

 

 

聞いてもらったことがありました。

 

 

結果として、職種を越えて職員の価値観や方向性が随分と合ってきました。

 

 

そこの理事長は、それを実感されましたので、私が外部講師として話をする時期は

 

 

終わったとお考えになって、法人の研修委員会に後を委ねました。

 

 

 

ところがその研修委員会には、ビジネスマインド・ビジネススキルの重要性が

 

 

上手く伝わらず、結局元の介護技術オンリーの専門職研修だけになってしまいました。

 

 

そうしますと3年もしないうちにまた、元の烏合の衆に戻ってしまいます。

 

 

中途採用中心の法人の場合、その元に戻るスピードには恐ろしいものがあります。

 

 

上手く研修委員会に引き継げなかった私の責任も大きいと思いますが、

 

 

1~2度やったから皆も分かっただろうとあっさり止めてしまうことが

 

 

いかにもったいないか、このことを経営者は、よくよく理解しておく必要があると思います。

 

 

 

以上、何かのご参考になれば誠に幸いです。

 

 

お忙しい中、最後までお読み下さり、有難うございました。

 

 

次の第19号は110日頃に配信致します。

 

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