福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信第19号

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福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信第19号

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2020/01/12 福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信第19号

こんにちは。

 

福祉マネジメントラボの大坪信喜です。

 

 

今月も皆様とのご縁に感謝してメルマガをお送り致します。

 

今年最初のメルマガです。

 

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

「福祉介護事業の経営者・施設長のためのメルマガ通信」第19

 

 

今回のテーマは前回に引き続き「法人内研修について」です。

 

 

福祉介護事業所のコンサルに携わっていますと現在、必ず「人手不足」の問題に

 

ぶつかります。

 

コンサルで人手を増やすことはできませんが、離職を減らすことはできます。

 

離職を減らして生産性を上げることはできます。

 

 

私は、離職の最大の原因は職場が荒れていることだと確信していますので、

 

 

離職を減らすためには、荒れた職場を一体感のある職場に変えることが最優先事項

 

 

だと考えています。

 

 

施設を「利用者の生活の場」とだけ考えている所は、往々にして職場が荒れています。

 

 

施設は「利用者の生活の場」であると同時に、そこは「自分たちの大事な職場」である

 

 

という認識を持ってもらわなければなりません。

 

 

前回のメルマガでは「法人内で開催する研修では、法人に対する帰属意識を植え付け、

 

 

一体感のある職場形成に向かわせる教育こそが重要」と書きました。

 

 

それが離職を減らし、生産性の高い職場にする「一丁目一番地」だと考えるからです。

 

 

私が法人内で管理職等を集めて研修する場合は、丸一日研修を4日間コースで行ないます。

 

その他、丸一日まとまったメンバーを集めると現場が回らないという所では、1回4時間の

 

10日間コースにアレンジしたりします。

 

 

 

いずれの場合でも最終日に作文を書いてもらっています。

 

この研修を通し、何を感じたか、自分と向き合ってもらう時間を設けて、

 

この4日間なり10日間を振り返ってもらうのです。

 

 

ここで昨年の12月に4日間コースの研修が終了したある法人の受講者の作文を

 

抜粋して、いくつか紹介したいと思います。

 

 

「法人(○○会)の一員として職員全体で理念を目指して協力していくことが大事

 

なんだと明確になった。今まで受けてきた研修では、利用者サービスについての研修

 

ばかりで法人の職員としての意識に関する内容は初めてだった。」

 

 

こう書いてくれたデイサービスの介護職の女性は、「稼働率を上げれば職員から

 

不満が出る。こういう実態に対して、研修で学んだ風通しの良い職場形成や

 

そのための実践課題に取組んだ結果、今まで人員不足のためできないという意見しか

 

出なかったスタッフが、今では現状に対する報告や意見がスタッフからどんどん出てくる

 

ようになった。自分たち管理職がいかに職員に落し込むか、○○会職員としてマインドを

 

揃えていくことの必要性を学び、同じ価値基準で仕事をする大切さを確認できた。」と

 

 

私が一丁目一番地と考える「法人に対する帰属意識を植え付け、一体感のある職場形成」

 

が目の前の色々な課題の解決につながっていく、それを実感したことをこのように作文に

 

書いてくれました。

 

 

受講したメンバーの多くが「法人の理念でつながり、理念で考え、理念で行動すること

 

で風通しの良い職場になり、それが生産性向上につながっていく。」と書いてくれています。

 

 

私の行なう法人内研修は、法人組織をいかに発展させるかに主眼を置いた

 

ビジネスマインド・ビジネススキル研修ですので、ここがしっかりと落し込まれた

 

かどうかが研修の成果だと考えています。

 

 

あるナースは「スタッフ一人一人ときちんと向き合うことで長所を認め、短所を補え

 

るようになりました。実践課題への取り組みを続けることで、以前に比べ、生産性を上げら

 

れるような環境になってきていると思います。自分達の意識や行動が変わると職場環境や

 

雰囲気も変えられるという事を実感しました。」と書いてくれ、

 

最後に「今では稼働率についても意識し、どういう部分で協力できるか考えることが習慣

 

になっています。」とまとめてありました。

 

 

また、別のナースは「リーダー同士が同じ考え=マインドで組織基準の働き方を見せ、

 

育てて行くことはとても大切で今後も○○会の教育プログラムに反映させていく基本

 

だと考えます。」と書いてくれました。

 

 

多くの施設では介護職よりナースの発言力が強く、中々一体感が醸成しにくいのですが、

 

ナースがこう考えてくれる職場は間違いなく強い体質になります。

 

これこそが私がよく主張している「組織の中で職種を越えて、職員同士をつなぐ」研修

 

なのです。

 

 

また、ある介護主任の女性は、「今までは、自分が困らなければ良いという考えから、

 

周りが困らないようにするためにはどうしたら良いかということをよく思うようになりま

 

した。勤務表を作るのは正直大変ですが、公平な勤務表ができた時にスタッフから連休有難

 

うと言われるととても嬉しく大変だったけど頑張って良かったなあーと思います。」

 

 

研修を受講してこうしたマインドを形成してもらうことが

 

「目の前の利用者と自分との関係だけ」で仕事を捉えるのではなく、

 

「自分と自分が所属している法人との関係性」までを考えられる人財になるという

 

ことだと思います。

 

 

前の介護施設で20年以上勤務し、昨年この法人に転職してきた男性のある管理栄養士は、

 

「永年の知識や経験が人罪とならないよう真摯に取組みたい。」と内省するとともに

 

「私は管理栄養士であり、専門職としての意識が強くあります。現在は事務所に所属

 

しています。今回の研修を受けるまでは、事務の役に立てば程度の意識でしたが、

 

事務所のチーフとしての意識も強くなり、積極的に意見を出すようになったと

 

思います。経営を考え、稼働率についても真剣に考えるようになりました。

 

栄養士業務では、利用者の入れ替わりの度に作業が増えるため、新規や再入所には

 

面倒さが先にありました。今でもそれによる負担はありますが、積極的に関わると共に

 

「稼働率が大事」という言葉を常に口に出すようになりました。口に出すことで

 

他のスタッフにも意識してもらいたいと考えています。」

 

 

これこそが、現在多くの法人が抱えている大きな課題である「専門職から役職者への転換」

 

なのだと思います。

 

 

さらには、この研修が他事業所で20年も勤めて中途で入社してきた人材のマインドセット

 

の役目も果たせたのではないかと思います。

 

 

この法人では同じ研修カリキュラムを2年間に渡って受講させます。

 

作文にも書かれてありましたが、1年目は「よく分からなかった。難しかった。十分自分

 

のモノとして咀嚼できていなかった。」という意見が多くあります。

 

 

今まで利用者サービスの研修しか受けてこなかった人たちにビジネスマインド・

 

ビジネススキルの話を1回しただけでは十分浸透せず、泡のようにすぐに

 

消えてしまいます。

 

 

そうしたことをこの法人の経営層はよく理解されていますので、コストは掛かっても

 

敢えて2度受講させます。

 

 

2度受講させてみると1年目の作文と2年目の作文ではまるっきり違うものになります。

 

素晴らしい成長が読み取れます。研修のための実践課題ではなく、

 

実際の現場で本当に実践されます。これがすごいところです。

 

 

また、もう一つの工夫として、初めて受ける層と2年目受ける層の混合でメンバー構成

 

して、それ自体が階層別研修の役割も果たすようになっています。

 

 

今回の研修では、過去2回この研修を受けた管理職4名が内部講師として初めて登壇

 

してくれました。

 

彼ら自身もすごく勉強してくれて成長しましたが、何より彼らから初めて研修を受けた

 

受講者の感謝と賞賛にはすごいものがありました。

 

こうしたことが組織への信頼と一体感の醸成につながります。

 

日頃一緒に仕事をしている仲間が、自分達が全然知らない組織マネジメントの話を

 

している。

 

外部の専門職研修で聞いてきた利用者サービスの話を施設内の伝達講習で話すのとは訳が違います。

 

 

今まで専門職オンリーで何も触れてこなかったビジネスマインドとビジネススキルの話を

 

現場の実態に合わせて話すわけですから、伝わり方が違います。

 

 

私は数年先、彼らのような内部講師だけでこの4日間研修を開催する日を夢見ています。

 

 

最後にこの4日間研修のカリキュラムを添付しておきます。

 

②職員研修4日間カリキュラム(資料1)

 

 

 

以上、何かのご参考になれば誠に幸いです。

 

 

お忙しい中、最後までお読み下さり、有難うございました。

 

 

次の第20号は210日頃に配信致します。

 

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